私にとって「特別」なコーヒーってどんなものなのか、考えてみました。


コーヒーが好きです。私にとって「特別」なコーヒーってどんなものなのか、考えてみました。

 

私のこだわりのひとつはシングルオリジン、いろいろな産地の豆を混ぜない単一の産地で収穫されたものであることです。

どんな方法で栽培され、収穫され、生成されたかが分かり、そこに携わる人たちの顔が見えるからです。 

 

メチャンタイコーヒーはサステイナブル(持続可能)な栽培方法を模索、手摘みで収穫するなど栽培から収穫・加工までアカの人たちが村を挙げて取り組んでいます。

まさにスペシャリティコーヒーなんです。

 

山岳地帯の寒暖差が影響を与えるのでしょうか。

さわやかな苦味の中にチョコレートのようなコク、ヘーゼルナッツのような香ばしいテイスト。

温度が下がるにつれてまろやかな酸味が増してやわらかな舌触りになり、最後の一滴まで飲み干してしまう。

とにかく、月並みだけど、「おいしい!」という表現が最もふさわしい。

初めてメチャンタイコーヒーを飲んだときの印象です。

毎朝出社すると、手慣れたスタッフが入れてくれるコーヒーが楽しみ。

〝さぁ、きょうも頑張るか〟という思いになる一日の始まりのセレモニーです。 

 

専用のコーヒーポットでわかし、93度のお湯を静かに注ぐ。

30秒ほど蒸らした後、再度ゆっくり弧を描くようにお湯をそそぐ。

ふんわりと豆が膨れ上がっていくのを見ていると何とも幸せな気分になります。

 

タイの山岳部ではアカの人たちが真っ赤に熟したコーヒーの実をひとつひとつ摘み取っていました。

日本に届いた丁寧な梱包を解くのはいつもワクワクします。

ミディアムやフルシティローストに焙煎して、好みの大きさにグラインド、円錐形のペーパーフィルターを通して抽出されたばかりのコーヒーが、ゆっくりとサーバーの中にしたたり落ち、目の前で芳香を放っている。

なんて贅沢なことなんでしょう。

 

メ・チャン・タイ村で、アカの人たちと一緒にコーヒー豆を収穫したとき、赤く熟した実を口に含んでみました。

さくらんぼのように甘かったのを懐かしく思い出します。